先輩のインタビュー
【対談】2024.09.12
大手監査法人からESネクストへ転職した2名に、ご自身の経歴や現在の仕事について対談形式で語っていただきました。
シニアスタッフ/公認会計士 橋詰 周 シニアスタッフ/公認会計士協会準会員 小野瀬 直哉
- ESネクストへの転職のきっかけを教えてください。
-
橋詰:私は大手監査法人で2年半勤務するなかで、あらためて将来の会計士としての自分が在りたい姿を考えたところ、就活当時に抱いていた「クライアントに寄り添って仕事をしたい。」という想いが再燃したことが転職のきっかけです。監査法人に限らずその想いを実現できる場所を転職先として考えていました。キャリアを模索している中で、それを実現できる場所の一つとしてIPO監査があるのではと感じました。IPO監査は未経験でしたが、飛び込んでみたいという気持ちが湧きました。
小野瀬:私も根本は同じです。IPO監査がやりたいという想いの下、大手監査法人でIPO監査に関与させていただきましたが、大手では大型のIPO案件が多いということもあり、クライアントに寄り添った監査をしたいという本来の目的を達成することは難しいと感じていました。そんな中、ESネクストに勤務している友人からESネクストの話を聞く機会があり、改めてIPO監査に挑戦したいという思いから参画させていただくことになりました。
橋詰:代表の鈴木さんから設立の経緯を聞いてその熱い想いに、直感的に「次に働く職場はここしかない!」と思い、転職を決意しました。経験豊富なパートナーの下で働けることや、IPO監査に集中できる環境も魅力的でした。
小野瀬:そうですよね!IPOを目指す会社は、いわゆるスタートアップが多いので管理体制などはまだ整っていない。そういった会社に多岐にわたるサポートをする必要があるので、法人としては負荷が掛かる業務ですが、成長機会も多く、IPO監査は魅力が沢山あると思います。
- 大手監査法人からESネクストへの転職への後押しは何でしたか?
-
橋詰:「自身の成長」の部分です。大手では人数も多く、何か解らない事があったら年次の近い先輩に聞くのが通常の流れでした。ESネクストではコンサル、証券、事業会社等様々なフィールドで経験を積んできたパートナー陣の知見を直接聞くことができます。経営者、証券会社、管理部等の立場を踏まえ、指導していただけることが多く、とても勉強になっています。
小野瀬:大手監査法人では若手の日々の業務は、少し語弊がありますが、「監査」というより「作業」の側面が強いなと感じていました。パートナーやマネージャーと話す機会もほとんど無く、チームをマネジメントする方々の考え方に触れることがありませんでした。ESネクストではパートナーともクライアントのマネジメント層とも距離が近く、色々な事を経験できると思いました。成長の機会を沢山得られると。
橋詰:感じることは同じですね!
- 現在はどのような仕事をしていますか?
-
橋詰:主にIPOを目指すクライアントを担当しており、大きく分けて2つの業務があります。上場会社に求められる基準と会社の現状を洗い出して課題を抽出するショートレビューと、上場申請書類に添付する財務諸表に対する監査意見を表明するために行う上場準備監査です。
小野瀬:私もIPOを目指す会社を複数担当しています。内部統制などの管理体制を整えて、上場企業としてふさわしい会社づくりのお手伝いをしています。
橋詰:クライアントによって内部統制の整備状況は様々ですが、役員が必要数いない、組織体制が整っていない、必要な社内規程の不足、決算の早期化が必要といった状況はよくあります。上場会社の監査業務では、誤りを指摘するなどクライアントと反対の立場にいる事が多いのですが、IPOは「上場」という目的に向かってクライアントと監査法人が同じ方向を向いている感覚が強いので、やりがいにつながっています。
小野瀬:先日パートナーとクライアントのCEO・CFOの打ち合わせに同行したのですが、レベルの高い会話に刺激を受けました。役員層と直接話が出来て、会社を実際に経営している方々の考えに触れ、同じ方向を見ながら進んでいける。先進的なビジネスが多くて好奇心がくすぐられ、幅広く色々な経験をさせてもらっています。
- 実際にESネクストに入ってみてどのように感じていますか?
-
橋詰:私が入社した時は80名ほどの組織でしたが、私の想定よりも早いスピードでESネクストが拡大していることを実感します!クライアント数も職員数も急速に増えていますし、それに伴って事務所も移転・拡張しています。目に見える成長が目覚ましいです。
小野瀬:私も代表の鈴木さんから、スタートアップ監査法人だからクライアントと同じように成長が早いと聞いていましたが、そんなに早く成長していくのかなって実は思っていました。実際は聞いていた話よりもっと早いペースですね(笑)
- 今後のキャリアについてどうお考えですか?
-
橋詰:私は将来的にはスタートアップのCFOとしてビジネスサイドに立っていきたいです。IPO監査を経験した会計士としての強みを活かして、攻めにも守りにも強い人間になりたいなと思っています。
小野瀬:私もスタートアップのCFOや社外役員といったキャリアに憧れます。特に、CFOには、会計の知識のみならず資金調達やコーポレート部門のマネジメントといった、より実務的なスキルが求められることから、現役のCFOと日常的にコミュニケーションを図れる機会を活かして、IPO監査の経験をしっかり積んでいきたいと思っています。
橋詰さん、小野瀬さん、ありがとうございました。
シニアスタッフ
公認会計士
橋詰 周 Shu Hashizume
シニアスタッフ
公認会計士協会準会員
小野瀬 直哉 Naoya Onose